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1パーセントのソーシャルグッド1パーセントのソーシャルグッド。ジャクソンが行うユニークな環境活動とは?

以下は、2022年11月2日に、
1パーセントのソーシャルグッド活動について、
釣具新聞の記者により取材を受けた際のものである。

2022年3月に『1パーセントのソーシャルグッド』というスローガンを掲げて、水辺清掃や稚魚放流をされているそうですが、具体的にはどのような活動なのですか?
具体的には、毎年3月から翌年2月末まで(弊社会計期間)の、ルアーの年間販売数量の1%に相当する数の稚魚を放流しています。また、私を含む全社員の総労働時間の1%を水辺清掃や海中清掃、放流等の環境保護活動に充てるという活動です。
代表取締役 加藤、以下「加藤」
代表取締役 加藤、以下「加藤」

 

それはユニークな取り組みですね。差し支えなければ、年間どれぐらいの放流数や清掃時間になるのですか?
まず弊社の総労働時間についてですが、2021年3月1日~2022年2月28日までを集計期間として、社長含めて社員の数が18名、社員の1日の労働時間は7.75H(時間)です。また昨年度の年間就業日数が245日なので、これらを掛け合わせると18×7.75×245=34,177.5H(時間)となります。これの1%ですから、約342時間を清掃や放流活動に充てることとなっています。
加藤
加藤

▲ 社員やその家族も参加して水辺の清掃を行っている。ただ、思わぬ問題も?

342時間というと相当な時間ですね。それだけの時間、清掃や放流が出来るのですか?
実際にやってみたら、かなりハードでした(笑)。想定していなかったのは、1日中水辺の清掃を行う事は体力的にも相当難しく、人間の集中力が持つのはせいぜい2時間が限界だったということでした。釣りの取材や実釣テストの際にこの活動を行おうとすると、すでに釣りで疲れ切った体に鞭を打っての清掃となりますので、どれだけ頑張っても1時間ぐらいしか出来ません。このペースだとノルマの342時間がクリアできないので、当初は相当に焦りました。
加藤
加藤

しかし、この活動には、小売店様や他の釣り具メーカー様が我々の考え方に賛同してくれ、活動に協力するため一緒に清掃活動を行ってくれるという、思わぬ反響もありました。これは本当に有難いと思っています。

▲ この活動に協力してくれる企業と一緒に水辺の清掃を行っている(写真は高階救命器具様)

▲ テイルウォーク(エイテック)様とも合同で釣り場の清掃。活動の輪が広がっている

▲ バリバス様とも合同で清掃活動を実施

▲ 釣具量販店のイシグロ様とも合同で活動を行っている

素敵な展開ですね。SDGsにも『パートナーシップで目標を達成しよう』という項目がありますが、まさにこれですね。さて、稚魚放流の方は、どうなっていますか?
先ほどと同じ期間で集計すると、前年度の弊社の年間ルアー販売数量が1,470,691個でした。これの1%ですから14,707尾として、ヒラメの稚魚を約14,800尾放流することとしました。
加藤
加藤

放流の第1弾として5月に静岡市三保内湾に4,930尾。第2弾として11月に茨城県日川浜に5,500尾、そして第3弾は12月に愛知県大草海岸にて4,940尾、合計14,800尾の放流を行っています。

▲ ヒラメの稚魚放流の様子

稚魚放流は稚魚の購入費用や輸送費も掛かるので大変な事業だと思いますが、釣り人に喜ばれる活動だと思います。これだけいろいろな活動をされていますが、そもそも『1%のソーシャルグッド』という活動を始められたキッカケな何ですか?
私はユーザーの皆さんがどうなれば嬉しいだろうかと、原点に帰ってシンプルに考えました。そして、その答えは3つあると思いました。
加藤
加藤
一つ目は『よく釣れる道具を手にする事』です。二つ目は『魚が増える事』です。やはり、魚がよく釣れると嬉しいです(笑)。三つ目は『釣り場を減らさない』という事でした。
よく釣れる道具を開発する事はメーカーの役割だと思いますし、弊社も創業以来ずっと行っている事です。しかし、後の二つ目と三つ目については具体的な活動は出来ていませんでした。当社を支えてくれているユーザーの皆さんに喜んで頂ける事を通じて、何か還元出来る仕組みを作れないかと思い、形にしたのがこの1%のソーシャルグッドの活動です。
実際に活動を始めると、協力してくれる企業も出来てとても嬉しいですし、今後は釣具業界だけでなく地元企業等にも協力してもらうなど活動の輪を拡げていければいいなと思っています。

▲ 「こういった活動は続けていく事に意義があると思います」と語るジャクソンの加藤

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