マガジン 杉浦太陽とサーフでショアジギ!初心者向けに釣り方を解説しました!
目次
杉浦太陽と行くサーフでショアジギ釣行!
前回杉浦太陽くんのボート「太陽丸」で、相模湾での釣りにチャレンジしたので、今回は駿河の黒豹のホームグラウンド静岡サーフで青物を釣ってもらおうと思い。再びコラボしました。
(前回の釣行記事アドレス挿入)
黒豹の幼い頃からの幼馴染でもある杉浦太陽くん。
「サーフでショアジギングはしたことがない」とのことなので、黒豹が今回サーフ初心者に向けて丁寧に釣り方を教えました。
サーフショアジギのプロが、初心者の幼馴染に教えた釣り方やコツを紹介します。
動画で観てみたい方はこちら。
サーフ初心者杉浦太陽とショアジギをやった結果は?
杉浦太陽さんにショアジギの方法をある程度レクチャーし、午前5時に実釣開始。釣りを終えるまでに釣れた魚がこちらです。
- ワカシ
- ショゴ
- フグ
フグはご愛敬(杉浦太陽くんが釣ってます)。大きなもので30cm程度の青物が釣れ、こちらは黒豹の釣果です。
とは言っても、杉浦太陽さんは実は誰も釣れていない状況下のサーフで、なんと4投目でハマチ(関西の呼び名で40cm)をかけています。黒豹のレクチャーが良かった…のでしょう!
サーフジギングで使ったタックルを紹介
今回のサーフジギングで使用したタックルがこちらです。
【杉浦太陽タックルデータ】
ロッド:【ジャクソン】サーフトライブSTHS-1082ML +
リール:【シマノ】ステラ4000XG
ライン:【バリバス】マックスパワーPEX8 1号
リーダー:【バリバス】シーバスショックリーダー フロロ16lb
ルアー:【ジャクソン】ギャロップアシストロングキャスト32g
杉浦太陽さんに使ってもらったタックルは、なるべくジギングがしやすいものを選びました。
まだまだ使い慣れない中でも即ハマチをヒットさせ、杉浦太陽さんに「軽い!」と言わしめたロッドから紹介します。
サーフトライブSTHS-1082ML +は誰でも使いやすいを目指したロッド
ジャクソンから出されるロッドは、「使いやすさ」や「疲れにくさ」をコンセプトとしたものが多く、サーフトライブシリーズはまさにその想いを一番込めたロッドです。
- 200g前後のショアジグロッドの中185gは「激軽」
- 90度方向に重ねたカーボンシートが魚とのファイトに粘りを与える
- 鞭のようなブランクス構造がルアーをはじき飛ばす
とくにジギング初心者や女性にとって、ロッドの軽さは正義となります。操作性をアップさせ、疲れを軽減させるからです。
もちろんサーフトライブSTHS-1082ML +は、魚とのギリギリのファイトの楽しさをアングラーに伝えつつ、主導権を魚に与えません。
杉浦太陽さんのようなサーフジギング初心者でも、4投目に魚をかけるほど難しい操作が必要ないロッドです。
ギャロップASロングキャストは「ファーストジグ」におすすめ
ジギングで「とりあえずどのジグを投げようか」と思ったときは、ギャロップASロングキャストがおすすめです。
- サーフジギングで絶対必要条件の「飛距離」を初心者でもかせぐ
- 巻きでもフォールでも使える
- 巻きはどんなリーリングスピードでもアピール
杉浦太陽さんが4投目で、ハマチをかけたのはギャロップASロングキャスト。どのジグを使うべきか聞かれたとき、黒豹が一番最初におすすめしたジグです。
その理由は、サーフで必要な飛距離を初心者でも容易に出すことができ、さらに巻きもフォールもしっかりアピールできるからです。
その名の通り飛びすぎダニエル
今回のサーフショアジギングは、台風の接近により刻一刻と波が高くなる状況の中で行われました。
この状況下では、ベイトが沖にたまります。つまり飛距離が必要な状況となるのです。
- 後方重心のプレートジグのおかげで「飛びすぎる」
- ワイドウォブリングアクションをスローリトリーブで演出
- フラッシングでアピール
今回の釣行では使用しませんでしたが、サーフでジギングをする場合には遠投が必要です。
とくに手前の波が荒れる状況では、ベイトが沖に出ていくので、フィッシュイーターも沖に集まります。
飛びすぎダニエルは、誰でも簡単に「飛びすぎ」を体感できるルアーで、ジギングをする上ではルアーボックスの中に入れておきたいルアーです。
「たかやん」こと杉浦太陽と黒豹の関係
静岡サーフでのジギングの説明の前に、黒豹と「たかやん」と釣りについて説明します。
「たかやん」とは、杉浦太陽さんの名前の「たかやす」から黒豹がそう呼んでいる名前です。黒豹と杉浦太陽さんは小さな頃からバス釣りをはじめとした釣りに出かけていました。
大人になってサーフでジギングを一緒にできるとは、さすがに子どもの頃には思えませんでしたが、やはり肩を並べて釣りをすると子どもの頃に戻ります。
やっぱり釣りっていいものですね。
サーフジギング初心者杉浦太陽さんに教えた釣り方
杉浦太陽さんは、自身のボートに乗ってオフショアでの釣りを基本にやっているため、ショアのサーフでジギングをすることは「初めて」とのことです。
そんな杉浦太陽さんに教えた釣り方の内容がこちら。
- ジギングで必要なマインド
- タックル
- キャスト
- 釣り方・誘い方
- 狙うポイント
この釣り方を教えると、杉浦太陽さんは4投目にハマチをヒットさせました(キャッチまでには至らずですが)。
杉浦太陽さんが、しっかりまとめてくれていました。
ジギングに必要なマインド
ジギングで必要なマインドは簡単です。「Never give up(ネバーギブアップ)」。
サーフで青物を狙う場合、常にターゲットは動き回っていると思ってください。
もしかすると、先ほどの一投は偶然魚の前を通らなかっただけかもしれません。次の一投は、魚の前を通るかもしれません。
諦めずに投げている者がサーフジギングを制す。こう思いましょう。
サーフのジギングで初心者におすすめするタックル
サーフジギング初心者の杉浦太陽さんにタックルについて聞かれたので、こう説明しました。
- ロッド:ジギング専用ロッド(シーバスロッドより若干長い)
- リール:4000番台
- ライン:PE1号
ジャクソンから出しているルアーで、初心者が扱いやすいジグはギャロップASシリーズをおすすめしました。
ラインについては、飛距離をより伸ばしたり、風の影響を受けにくくしたいなら1号より細くても構いませんが、多少使用するのに慣れが必要です。
また、とくに初心者や女性であれば軽さは重視したい点で、たかだかロッド自重100gの違いでも、使い続けると釣り終わりの疲れは雲泥の差が出ます。
キャストはジギングの絶対条件「飛距離」の基本
「100mはほしい」。サーフは飛距離が命、ジギングで飛距離は生命線です。杉浦太陽さんにもキャストは丁寧に教えました。
- 垂らしをしっかりとる(ロッドティップから3分の2の位置にルアーがある程度)
- 右手は押し出す、左手は胸に引く
- ロッドの角度が45度くらいになるとピタッと止める
- 振りかぶってなるべくまっすぐ振り下ろす
これらがキャストの基本になります。キャストに慣れてきたら、ジグを振り子のようにして投げるペンデュラムキャストにチャレンジしてもいいかもしれません。
また、意外とよくあるのが、キャストしてジグが空中を飛んでいる間にロッドの先端を動かしてしまうことです。
こうなるとラインがガイドに干渉しながら出るため、「あと数m」を損してしまいます。着水するまでは、ロッド角度を保っておきましょう。
ジギングで釣り方・誘い方に迷ったら黒豹ジャーク
黒豹ジャークは「たぁちゃんネル」の杉浦太陽さんだけでなく、「釣りいろは」、「現場の杉浦です!!!」の方々など、多くの釣り系YouTuberに紹介してきた釣り方で、実績もたくさんあります。
- 着水後5秒フォール
- ちょんちょんちょんと竿先をしゃくりながらリールを巻く
- ラインテンションをある程度張りながら3秒程度フォール
- 再度ちょんちょん
2の直後に、少しだけ竿先をスッとおろしてジグを自然にフォールさせるパターンもあります。
ジギング初心者の杉浦太陽さんに黒豹ジャークを教えると、速攻で青物がヒットしました。
ジギングをやっていて釣り方や誘い方に迷ったときは、ぜひ黒豹ジャークをどうぞ。必ず味方になってくれます。
たぁちゃんネルで紹介された動画がこちらです。
狙いどころがわかりにくいサーフのポイントは潮目とワサお?
サーフでジギングをするとき、何となくでキャストしていませんか?
確かにサーフは、一見ポイントらしいポイントがわかりにくいですが、きちんと魚がいるポイントがあります。
- 潮目
- ワサワサしている水面
潮目はジギングだけでなく、どんな釣りでも狙うべきポイントです。
海面を見ていると、ワサワサしているポイントと鏡のようなポイントがあります。前者は潮が動いていポイントで、後者が潮が動いていないポイントです。
黒豹はこれを「ワサお」と呼んでいます。
サーフジギングで、ナブラのように明確に魚が出るポイントが分からない場合、潮目やワサおを狙ってみましょう。
杉浦太陽さんとサーフでショアジギをやった結果は?
幼馴染の杉浦太陽さんとのコラボテーマは、ゲストに青物を釣らせることです。
釣果については紹介しましたが、今回の釣りはどんなものだったのでしょうか。
黒豹ジャークはやっぱり釣れる!
杉浦太陽さんが4投目に青物がヒットしたのは、ギャロップASロングキャストで、黒豹ジャークをしているときです。
我ながらジギングの釣り方を教えるのが上手いな、とも思いつつ、芸能人が持つパワーというか引きの強さには驚きました。
やはり持っている人、というのはこういうものなのでしょう。
一方海から陸に上がった瞬間にフックが外れ、迫ってきた波に乗ってハマチは帰っていきました。
サーフの神様が「簡単には釣らせんよ」と言っていたのかもしれません。
杉浦太陽さんに学べ!サーフの釣りで気を付けること
「オートリリース」と自分を納得させるのって、そこそこ悲しいですよね。
実はサーフジギングでは、サーフだからこそ魚がバレる瞬間があります。
- 波打ち際の寄せる波でテンションが抜ける
- 陸にあがったときに重力マックス
サーフは常に波が寄せては引いていきます。魚をかけて引き上げる時、寄せる波が巻き上げるスピードよりも早い場合テンションが抜け、バレるのです。
またサーフの釣りでは、多くはタモを使わず浜に抜きあげます。
しかし抜きあげた直後に魚の重さがドンとかかり(水中は物の重さが軽く感じますよね)、フックが魚の皮を引きちぎりフックアウトします。この瞬間にこそ、特に注意が必要です。
ワカシ・イナダをキャッチ!
黒豹はワカシ・イナダをキャッチしました。
- ワカシ:表層を早巻き
- イナダ:黒豹ジャーク
違う釣り方で釣れたあたり、今回のジギングは変化がキーポイントだったのかもしれません。
ヒットしたジグはギャロップASロングキャスト22gです。ギャロップASロングキャストには32gのものもあり、序盤はこちらを使用していました。
ジグの重さを「変化」させるだけでも、釣果は変わります。
全体的に大満足の釣果とはいかなかった今回のジギング。釣れないときほど、何かを変化させて正解を探ることがジギングのコツであり、釣りのコツです。
イルカのご登場
サーフに魚っ気がなくなったと思った矢先、沖のほうで大きな影が動いていました。イルカです。
イルカがサーフに集まっていた魚たちを追い回し始めました。
こうなると、いくらフィッシュイーターといえども、イルカから見ると「ベイト」です。フィッシュイーターたちは、逃げることで頭がいっぱいになります。
もちろんまったく釣れない、というわけではありませんが、可能性は確実に下がる状況と言っていいでしょう。
ここでジギングをやめ、サーフ釣行終了となりました。
杉浦太陽さんと行くサーフジギングは再チャレンジの予感
杉浦太陽さんは初めてのサーフでのジギングでしたが、結果はフグ一匹とキャッチできなかったハマチとなりました。
決して満足のいく釣果ではなかったと言えるでしょう。しかし、それもまた釣りです。
台風の接近にともなって、ベイトが沖に出ていたこと、手前の波が高くなっていたこと、イルカが出たことなど、厳しい状況ではありました。
しかし、その中でもひねり出した一匹というものは、爆釣するよりもうれしいこともあります。
また杉浦太陽さんとコラボして、静岡サーフのジギングに再チャレンジしたいと思います。
釣りって、こんなつながりで「また次行こう!」と再開を約束できるのが良いところですよね。
「杉浦太陽さんって釣りするんだ…ちょっと興味あるな」「ジギングはやっているけど、サーフではしたことない」「そもそもジギングは初心者」という方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう?
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