マガジン 【三浦半島メバル】にょろにょろとアスリート55LLメバルチューン出動
今回の三浦半島メバリングは「にょろにょろ」と「アスリート55LLメバルチューン」をメインウェポンにチャレンジ。
狙い通りにデカメバルが釣れ、安心できる釣行となりました。
安心できたのは、にょろにょろとアスリート55LLメバルチューンのルアーをチョイスしたおかげです。
冬の静かな釣り場に響く「ヒットーーー」は最高ですね。
実は三浦半島のメバルゲームチャレンジは不安でした…
結果から言うと、三浦半島でデカメバルが釣れたので、このロケは成功と言えるものでした。
釣りの嬉しい・悲しいは、すべて結果論ですが、満足のいく釣果を少しでも引き出したいのがアングラーです。
実際メバリングに出るまでは、メバルを狙うかアジを狙うかでかなり迷っていました。
その葛藤を生んでいた要素がこちら。
- 釣行前の数日がメバル・アジのポイントでイマイチな反応
- 子メバル程度しか釣れないのにランカーが釣れるかは不安
- これまでに釣れた小物と同じ状況で釣っても面白みに欠ける
大物を狙って釣りに出かける時、保険をかけて小物用のタックルを持っていく方もいると思います。
良い釣果が出ていないと、大物を狙うのは躊躇しますよね。でも、ランカーメバルが釣れても良さそうな時期ではあります。
迷いに迷った末、答えは同行者のあおちゃんに任せようと、と思って聞いてみるとランカー一択。
にょろにょろとアスリート55LLメバルチューンを持って出動です。
動画でぱぱっと見たい方はこちら。記事後半では、細かい釣行の様子を紹介しています。
不安を覆したデカメバル
三浦半島の某ポイントで行ったメバリングの釣果がこちらです。
- メバル(25cm前後)
- ヒラスズキ(30cm弱)
メバルをあおちゃん、ヒラスズキを私(キムソウ)が釣りました。
予想通りに釣りができたことに、自分でも満足のいく釣行です。
狙っていた魚が釣れると、ほっとしますよね。安心感が違います。
メバル・ヒラスズキどちらも、狙い通りのタイミングとポイントで釣りあげました。
自分でもなかなか良い仕事をしたのでは、と思っています。
三浦半島メバルゲームで使用したタックル
今回のメバリングでは、木村(キムソウ)と北城戸(あおちゃん)で別々のタックルを使用しています。
〇木村(キムソウ)タックル
- ロッド:【ジャクソン】ブラストビーツBBC-61L-AS
- リール:【ダイワ】アルファスAIR TW7.1R
- ライン:【バリバス】ハイグレードPE X4 1号
- リーダー:【クレハ】シーガーグランドマックスFX 2号
〇北城戸(あおちゃん)タックル
- ロッド:【ジャクソン】オーシャンゲートライトゲームMIX JOG-74L-K ST
- リール:【ダイワ】タトゥーラLT2000S-XH
- ライン:【バリバス】ハイグレードPE X4 1号
- リーダー:【クレハ】シーガーグランドマックスFX 2号
ブラストビーツBBC-61L-ASの汎用性
「究極のスタンダード」を目指したロッドであるブラストビーツBBC-61L-ASは、実はバス用ロッドです。
- 豊富なラインナップによりバスロッドがメバルロッドにもなる
- 飛距離向上と軽さを実現した新規格薄型リング「SiC-S」
- 必要最小限のトリガーと握りやすさと操作性
ブラストビーツは、スピニングとベイトロッドの両方があり、合計のラインナップ数は11本。
繊細な感度のライト系のものがあれば、適度に粘る巻物系、ヘビー系のものと多種多様です。
それだけのラインナップゆえに、バス用ロッドといえども、メバリングに適合したものが選べます。
キムソウが今回の釣行で使ったのは、なんとベイトロッド。
それでもきちんと4gのアスリート55LLメバルチューンを狙い通り操作し、釣果につなげました。
オーシャンゲートライトゲームMIX JOG-74L-K STでデカメバル仕留めました
あおちゃんが使ったオーシャンゲートライトゲームMIX JOG-74L-K STは、千載一遇のチャンスをものにできるロッドです。
- 1.8~19gの適合ルアー範囲
- 7ft中盤と扱いやすい
- ライトな魚対象とは言いつつ、ヘビーな魚にも負けないロッドパワー
ライトゲームの範囲なのに、アジ・メバル・シーバス・イカと対象となる魚のルアーを扱えるロッドは、限定されています。
オーシャンゲートライトゲームMIX は、文字通り「ライトゲーム」を「ミックス」ロッドです。
つまり一本でさまざまな魚種を狙うルアーを投げられる、ということ。
決して上に表示した「19g」は1と9の間に「.」を入れ忘れているわけではありません。
少し重たいジグヘッド、今回のような数gのプラグ、そして3号ぐらいのエギが投げられます。
今目の前を泳いでいる、または時合のターゲットに合わせたルアーを、タックルを組みなおすことなく1つのタックルで投げられれば、心強い味方になるでしょう。
バチ抜けを意識したにょろにょろをテロテロ巻いてメバルゲット
デカメバルを仕留めたルアーがにょろにょろ85です。
- 細身のシルエットとアクションがバチ抜けを意識したシーバスやメバルを誘う
- 細身の魚がベイトでも対応
今回三浦半島のメバルゲームでベイトとなっていたのは、2~3cm程度のトウゴロウやナミノハナの小魚でした。
にょろにょろは、よく「バチ」と比較されがちですが、実はこれらの小魚がベイトのときにも使えます。
表層をゆっくり「テロテロ」巻くだけでメバルがヒットしたことからも、操作が非常に簡単で、初心者にもおすすめのルアーです。
シングル・トレブルフックどちらのフックも対応でき、好みに応じて使い分けられます。
アスリート55LLメバルチューンで表層超デッドスロー
アスリート55LLメバルチューンは、キムソウが開発した、表層をゆっくり誘うためのルアーです。
- シンペンで課題の「表層10cmをゆっくり」を実現
- メバルが好反応するレンジを引ける
- キャスト後にシンキングさせることで表層を区切れる
夜のメバルは、基本的に表層を意識しています。
これまでのシンペンでは、どうしても表層のレンジをキープするために、速めにリールを巻く必要がありました。
この課題を解決して、表層超デッドスローを可能にしたシンペンがアスリート55LLメバルチューンです。
引き抵抗が強いS字アクションが可能で、一定のレンジキープが容易になりました。
着水後にシンキングさせることで、今までできなかった表層をゆっくり区切ることも可能です。
キムソウのこだわりタックルバランス
先述したタックル紹介で気付いたかもしれませんが、今回使用したタックルはキムソウのこだわり強気タックルです。
- ライン:【バリバス】ハイグレードPE X4 1号
- リーダー:【クレハ】シーガーグランドマックスFX 2号
通常メバリングやアジングで紹介されるPEラインが0.3~0.6号くらいと考えると、PE1号の太さはボディービルダー並みにゴツいです。
しかし、デカメバルを狙うのであれば、これくらい強気でいた方が良いと思っています。
飛距離の調整ができているのであれば、問題ではありません。
あおちゃんに貸していたオーシャンゲートライトゲームMIXは、チニングも可能なタックルです。
このロッドに2000番台のリール、1号PE、2号リーダーがあれば、大抵のライトゲームが1つのタックル楽しめます。
いざ!ランカーメバルを求めて…
三浦半島の横須賀でランカーメバルを狙います。
メインウェポンは、にょろにょろとアスリート55メバルチューンです。
前日まで下見ついでに実績のあるポイントを回ってみましたが、アジもメバルも何だか腑に落ちない感じ。
しかし、ランカーメバルを狙うとなるなら、腹をくくるしかありません。
最初のポイントは「20cm後半のメバルが19:00~19:30に時合い」と予想
ある程度釣りをする人は、潮回りやその堤防や漁港の最近の傾向、狙うターゲットなどによって、ある程度の予測を立てます。
今回のポイントで、キムソウが予想したのは「19:00~19:30にメバルの時合いがくる」「釣れるなら20cm後半」でした。
- あおちゃん⇒正面にポイントがくる立ち位置で巻き巻き
- キムソウ⇒流れの当たる根周りを正面に根をかわしながらアクション
少し早めに釣り場について、キャスト、キャスト、キャスト…
前日までの良くない流れが尾を引いているのか、なかなか当たりません。
しかし一投目から感じたのは、強い潮の流れ。決して海の状況は悪いわけではなさそうです。
とにかく撮影の細かい点は後回しに、真剣に二人でキャストし続けました。
「ヒットーーーーーー!!」が響いた時間は!?
ひたすらキャストし続けて、ついに釣り場に「ヒットーーーーーー!!」の声が響きました。
ヒットしたのはあおちゃん。パワフルなこの引きは、間違いなくメバルです。
メバルは根に潜るのが上手な魚。と思っていると、手前の消波ブロックが…
ここで逃したくはありません。
早めにメバルを浮かせ、消波ブロックに気をつけながらランディング。
メバルのサイズは推定25cmのボチボチサイズ。しかも釣れた時間は19:26。
サイズも時間もピッタリです。完璧な予想ができたときって、釣果以上に嬉しいですよね。
メバルはどのようにして釣れたのか?
この釣り場でチョイスしたルアーが、にょろにょろ85でした。
- 広範囲を探れるサーチ力
- バチ抜け・小魚がベイトどちらにも対応できるシルエット
- アスリート55LLメバルチューンよりは飛距離が出る
これらの考えから、にょろにょろをチョイスしていました。
アクションは、あおちゃんの言葉をそのままに言うと「表層をテロテロテロテロ巻いた」だけ。
手前がパシャパシャしており、ベイトがいることは間違いないと思っていたそうです。
二人にとっては、非常にうれしい一匹となりました。
予想的中、満足のいくサイズ。これで仕事も終わりとしたいところですが、釣れた時は欲が出るものですよね。
ポイントの移動を挟んでまだまだ次を狙います。
第二ポイントのスロープにもメバルはついています
第二ポイントに選んだのは、同じく三浦半島のメバルスポットであるポイントのスロープです。
すでに満足のいくサイズのメバルが釣れているため、多少攻めたポイント選択となりました。
とは言っても、スロープの先にあるコンクリートの切れ目には、メバルがついています。
重点的にその切れ目を狙って、アスリート55LLメバルチューンを投げ続けました。
ちょうど潮が引いていた時間帯だったので、スロープギリギリまで歩いて行けるので、切れ目に近づけます。
結果として、このポイントで30cm程度のヒラスズキ(ヒラフッコ)が釣れました。
ヒラスズキが釣れた過程
アスリート55LLメバルチューンを投げて、スロープの切れ目の最初の落ち込みを重点的に探っていました。
二人で話し込みながら釣りをしていると、小さなバイトが何度かあり、このやり方で間違いないことを確信。
そこへ「ドンッ」と穂先が引き込まれるあたりを感じます。
「これは…メバル…にしては良く引くな」と思いましたが、どうやら様子が違うようです。
期待が膨らむ中、釣りあがったのはシーバス…いや、このとがった口と頭のふくらみは、ヒラスズキだ!
狙った魚は違いましたが、スロープの切れ目を狙って正解だったようです。
この一匹以降、潮どまりとなりロケは終了しました。
釣りの予想は完璧だったのに…
最初の釣り場でのメバル、二つ目の釣り場でのヒラスズキ。
両者とも釣れた時間やルアー、ポイント選びは完璧にこなしました。
釣りのプロとしては、十分な仕事をしたと言えるでしょう。
しかし、情報発信のプロとしては、まだまだ未熟なところがありました。
二匹目のバイトシーン。
私の「キタ!」の一声に、あおちゃんがカメラを回そうとしてくれました。
そんなあおちゃんから「録画が切れてま~す」という悲報。
何とかランディングと釣れた魚体は録画できましたが、バイトシーンを映像で伝えられなかったのが悲しくてなりません。
極寒期でもライトゲームで心も温まる
今回の三浦半島メバルゲームは、数こそ出ていないものの、サイズ感や戦略としてはうまくいくものとなりました。
極寒期は釣れる魚種が減りますが、メバルやアジの釣れるサイズは大きくなります。
そのアジやメバル、さらにはシーバスは、バチや小さな小魚をベイトとしています。
にょろにょろはこのどちらにも擬態できるルアーですし、アスリート55LLメバルチューンはメバリングで大事な表層を簡単に通せるルアーです。
どちらも難しい操作が必要なく、それこそ「テロテロ」巻くだけで釣果につながります。
また、思わぬ大物がバイトするかもしれません。
通常考えられているのメバリングタックルよりも、少し大きめの強気タックルで臨むのも一興。
寒い冬のライトゲームで、釣果と心を温めましょう。
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