マガジン サワラをキャスティングで狙え!簡単なルアー操作でサゴシ・アジ・青物!
釣り人の朝は早いです。会社は午前3時に出発しました。
場所は神奈川県は横浜、ガイド船のアンリミテッドにお世話になります。
まだまだ暑い今の時期に、秋に本格的に始まるサワラキャスティングゲームの様子をうかがいにやってきました。
ベイトがまだまだ小さく難しい、と思われたこのゲームでしたが、結果は船上の誰もが満足する結果に(一人だけサワラが釣れてませんが)。
サワラキャスティングゲーム以外にも、アジング、タコングもやってみました。
まずはこちらをご覧になって、記事を読み進めてください。
目次
今回のサワラキャスティングで釣れた魚たちは?
ボートで沖に出て、サワラキャスティングゲームやアジング、タコングをやった釣果がこちらです。
- サワラ(最大90cm)
- ギガアジ
- ブリ(イナダサイズ)
- ホウボウ
- マダコ
サワラに関しては、朝マヅメの時間帯によく釣れ、最高三連発でヒットさせることができました。
ひとえにこれは、この日行ったルアー操作が完璧だった、と思っています。このときのルアー操作の詳細は、後述しているので、参考にして頂ければ幸いです。
また、アジもギガアジを目指して船上のメンバーで挑戦した結果、41cmのアジが釣れました。
90cmサワラ・ギガアジを釣り上げたタックル
今回のボートキャスティングで使用したタックルは、大きくサワラ用のものと、アジ用のものの二つあります。
【タックルデータ】
ロッド:【ジャクソン】ジェスターJSS-610M-SP
リール:【シマノ】ヴァンキッシュ4000XG
ライン:【バリバス】マックスパワーPEX8 0.6号
リーダー:【バリバス】シーバスショックリーダー フロロ12lb
ルアー:【ジャクソン】Pin Tailサゴシチューン20g
【タックルデータ】
ロッド:【ジャクソン】ジェスターJSS-701XMH -SP
リール:【シマノ】ステラ4000XG
ライン:【バリバス】マックスパワーPEX8 0.8号
リーダー:【バリバス】シーバスショックリーダー フロロ16lb
ルアー:【ジャクソン】Pin Tailサゴシチューン28g・ギャロップASロングキャスト22g・32g
サワラキャスティングゲームにはこれ!ジェスターJSS701XMH -SP
サワラのようにヒットしてから、縦横無尽に力強く泳ぎ回る魚でも強引にランディングまで持ち込めるロッドがJSS701XMH -SPです。
- ジェスターシリーズ最強パワースピニングモデル
- 自由度の低いサワラキャスティング乗合船で強引にランディングさせるパワー
- パワーだけでなくハイウェイトルアーの操作性も向上
- ラインの干渉が少ないガイドが遠投能力を向上
スピニングとしては最強クラスのパワーがありつつ、スピニング特有の操作性を残しているロッドです。
シイラロッドより良い操作性と、シーバスロッドよりも強いロッドをコンセプトにつくられています。
今回のキャスティングにおいても、90cmのサワラを強引にぶり上げることができました。
ボートで狙う魚種に幅広く対応!ジェスターJSS-610M-SP
今回のアジングやタコングで活躍したロッドがジェスターJSS-610M-SPで、もちろんサワラやランカーシーバスにも対応できるオールラウンドロッドです。
- 5g~35gとは幅広い適応ルアーウェイト
- ピンスポットから広範囲を探るキャスティング性能を実現
- ピックアップ直前の最大の抵抗をいなすブランクス
- ランカーシーバスや青物でも主導権を渡さないロッドパワー
サワラに比べると、繊細なルアー操作が要求されるアジングで今回活躍したロッドです。
とは言っても、パワー不足を感じることはなく、ジグサビキでアジを狙っていた時にアタッたイナダ「二匹」にも、きちんと対応できました。
魚種においては大~小、ルアーにおいては軽~中まで、キャスティングにおいて幅広く性能を兼ね備えています。
サワラ狙いのキャスティングに特化したPin TailサゴシTune
サゴシの習性・捕食方法を徹底的に研究し、ジャクソンが培ってきたヘビーウェイトミノーのノウハウを融合させた「Pin TailサゴシTune」は、唯一無二にして、究極のサゴシ専用ルアーです。
- 圧倒的な釣果を叩き出しているピンテールシリーズのサワラ専用ルアー
- ファーストリトリーブからオートマチックに発生するイレギュラーアクション
- 規則的なウォブリングアクションの中で強いフラッシングを放つ平打ちがサワラが好反応
- サワラの歯対策に貫通ワイヤーを採用し、ボディーが破断しても貴重な魚を確実にキャッチ
- ルアー操作は「巻くだけ」
PinTailサゴシTuneは「使い手を選ばず、投げて巻くだけの簡単ルアー操作で、より多くのサゴシを手にできる夢のルアーを作りたい。」という理念の元に作ったルアーです。
浮袋を持たないサワラは、縦の動きよりも横の動きの方がベイトを追いやすく、ジグの縦の動きではミスバイトを発生させます。そこで「横」に目をつけたわけです。
今回の釣りで最もサワラを釣り上げたルアーで、サワラキャスティングをする方には強くおすすめします。
サワラ・アジ・ヒラメ・シーバス…なんでもあり!ギャロップASロングキャスト
今回のサワラキャスティングゲーム以外でも、さまざまな釣りで活躍しているのがギャロップASロングキャストです。
- 「飛距離特化」のために、表面積をギリギリまで削る
- コンパクトボディ―が魚の「喰える!」を誘発
- 巻くだけのルアー操作も有効
- サワラ・アジ・ヒラメ・シーバスと多種多様の魚が釣れることを実証済み
キャスティングをやるとき、必ずルアーボックスに入れているのがギャロップASロングキャストです。
基本的にジャークのルアー操作をするのがジグですが、ギャロップASは巻きの釣り方も有効。さらに飛距離も十分出せるのがこのジグ。
しかも遅~早のリトリーブスピード、すべてにおいて強く魚にアピールします。
サワラキャスティングの肝はルアー操作
今回のサワラキャスティングは、メインにPin TailサゴシTuneを中心に釣り進めました。
サワラが釣れたルアー操作を紹介します。
早巻きは初心者でもできる簡単ルアー操作
サワラは上下の運動が苦手な魚。そのため、サワラに強くアピールし、かつ見切られないルアー操作が早巻きです。
キャスト後着水と同時に早巻きをしました。大体1秒間に4~5回転くらいのリーリングスピードで巻くのがコツです。
まだまだ発展途上のサワラキャスティングゲームでは、バイブレーションが代用されていることからも、すでに早巻きが有効であることは証明済みですよね。
サワラが水面を跳ねているような、活性の高い状況で非常に有効で効率的なルアー操作になります。
サワラキャスティングの基本的なジャーク
ルアーを使ったキャスティングでは、ジャークは基本的なルアー操作の一つです。サゴシチューンを使った基本のサワラジャークはこちら。
- ロッドでジャーク
- リールを巻き糸ふけを取る
- 繰り返し
これが基本的なサワラを狙ったキャスティングでのジャークです。
基本的に、1.でルアーがアピール&移動。そして2.でルアーが止まり、少し沈む。これが基本的なルアー操作になります。
しかし黒豹のジャークは若干違い、今回三連続でサワラをキャッチできたのは、このルアー操作だったからだと確信しています。
黒豹がやったジャークはサワラ三連発
黒豹が行ったジャークがこちら。
- ロッドでジャーク中も一定の速度でリーリング
- 糸ふけは早巻きでルアーを止めない
- 繰り返し
とにかく、ルアーを止めずに操作します。1.では強烈にフラッシングしながら、サワラにアピール。
そして2.ではゆっくりゆらゆらルアーが動くことで、弱ったベイトを演出します。
1.でサワラに気付かせ、2.で喰わせるという寸法ですね。その結果、船上の他のメンバーと釣果に差をつけることができました。
ぜひ試してみてください。
キャストポイントで釣果に差をつけろ
サワラが目視できるほどポンポン跳ねているなかでも、キャストポイントを間違うと釣れません。
見るべきポイントは、サワラが跳ねたときの「頭の向き」です。
つまりキャストするときは、その頭の向きの少し先に向けてキャストしてください。サワラはそちらを向いてベイトを探しています。
ボイルが出ているからと興奮する気持ちは分かりますが、冷静に見極めることも大切です。
「ハートは熱く、頭脳は冷静に」。
失敗から学ぶ!サワラキャスティングでの注意点
狙う魚種がサワラであること、そして釣り場がボート上であることにおける注意点があります。
ichi_lowは、今回の釣りで一人だけサワラを釣ることができませんでした。ただし、きちんと「ヒットはさせていました」。
この失敗から、ボートキャスティングの注意点を学びましょう。
サワラはとにかくラインブレイクが多い
ichi_lowは今回の釣りで、二度ヒット中にラインブレイクさせてしまいました。原因は、サワラの歯。
サワラの歯は非常に鋭く、かなりポンド数の高いリーダーでも簡単に切ります。
それを防ぐためのコツがこちら。
- ルアーを飲ませすぎないよう、ルアーを引き続ける(つまり黒豹のジャーク)
- ヒット中に反転させる(歯がラインに当たる可能性大)
- ピックアップ直前の水面でなるべく暴れる時間を短縮(タモの準備とタモ入れしやすい体勢づくり)
ようするにサワラの歯に触れさせないように、コントロールをすることが大切です。ロッドパワーがいかに大切か分かりますね。
また、三つ目のピックアップ直前の動きは、サワラに限らずすべての魚に共通する注意点です。ichi_lowはここで、ばらしてしまいました。
ドラグの調整はお済ですか?
ichi_lowが失敗した原因のもう一つに、一匹目のサワラがアタッたとときのドラグが「ガチガチ」だったことが挙げられます。
キャスティングの仕掛けでは、メインラインとリーダー、そしてリーダーとスナップ、スナップとルアーと、さまざまな「つなぎ目」が存在します。
あえてそこを弱くしているのですが、サワラのような青物とよばれる魚は非常に引きが強く、弱くしているポイントの限界を超える力で引くことが多いです。
ドラグがガチガチだと、魚をコントロールしやすい反面、つなぎ目の限界が早く来ます。また、ラインが緊張状態ですから、サワラの歯が当たるとすぐに切れやすくもあります。
ドラグは一生懸命ラインを引っ張らなくても、ラインが出るくらいに「事前に調整」しておきましょう。
船べりでのファイトに注意!
ボートキャスティングを行う上で注意したいのは、船べりでのファイトです。
船べりでのファイトで注意すべきことは、魚がボートの真下やファイトしている立ち位置の反対に動くため、ラインが船べりにこすれ、ブレイクすることがあります。
基本的にドラグの調整において、時にはガチガチにして強引なファイトも必要です。
また、サワラの乗合船においても、サワラを暴れさせ過ぎると周りのアングラーのラインに絡むことがあります。
船べりでラインブレイクを起さないよう、また、周りのアングラーに迷惑をかけないようにすることが大切で、ジェスターJSS701XMH -SPはそれにうってつけのロッドです。
ギガアジを狙え!ボート上の勝負の行方は!?
サワラのアタリがある程度減った後、船上のメンバーで「ギガアジを釣った奴が優勝」というゲームが始まりました。
ジグサビキを使うなか、ichi_lowのロッドのドラグが出ます!「すごい引き」というichi_lowと、ロッドのしなり。これはアジなのか!?という思いもするなか、上がってきたのはイナダ。
しかも「二匹」。
さすが奇跡担当は持っている物が違います。アンリミテッド船長の池上さんも「これはなかなかない」とのことでした。
サワラが釣れなくても、こんなところで奇跡を起こすのはさすがです。ついでにギガアジを釣ったのは、池上さんでした。
タコングは超簡単!その釣り方とアタリは?
サワラボートキャスティングの締めは、沖波止の足元でやるタコングです。
仕掛けを底まで落とし、あとはちょんちょんとルアーを操作するだけ。そうしていると、ヌーーーっとロッドティップが入ります。
ちょんちょんしている操作が、急に重たくなることもあります。これがタコのアタリです。
アタリが出ると、ぐっと合わせをいれてあとはガンガン巻くだけ。釣って楽しい、食べておいしいタコは簡単に釣ることができます。
サワラをキャスティングで狙うと、簡単なルアー操作で予想以上に釣れた!
東京湾のサワラゲームの走りのはずですが、早巻きやジャークの簡単なルアー操作で、90cm以上のサワラを含め、予想以上に釣果をあげることができました。
ボートだけでなく、ショアから釣れることで人気が高まっているサワラゲーム。
まだまだ開発する余地のある釣りなだけに、今後の発展が見込まれます。
ジャクソンから開発されたロッドやルアーは、その最先端を走っており、今回の釣果をあげることができました。
紹介したタックルを持って、サワラの強烈な引きを楽しんでみませんか。
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