マガジン 釣り初心者や女性におすすめなライトショアジギング入門講座!スーパーライトショアジギング(SLS)とは? SALT
目次
スーパーライトショアジギング(SLS)で青物爆釣!女性アングラーも参戦
2020年7月某日AM3時30分、最初に入ったサーフは満員御礼だったため、別のサーフに移動。
水深が浅いサーフですが、魚っ気があるようだったのでこのサーフでSLSを行います。
今回の釣行では、YouTubeチャンネル「現場の杉浦です!!!」のリナリーさんと、Tさんも交えてSLS釣行に望みましたが、結果を先に言うと、青物が爆釣する回となりました。
黒豹はもちろんですが、女性アングラーのリナリーさんも青物を釣りまくって「こんなに釣れたの初めて」と大喜び。
爆釣した要因には、ルアーやアクションで共通したものがあり、SLSの一つの「答え」を見つけられた釣りになりました。
「釣りを始めたい」「今やっている」女性や初心者におすすめしたい、SLSという釣りの魅力と、たどり着いた一つの「答え」を、実釣した記録をもとにお届けします。
動画解説はこちらです。
以前のSLSの記事も参考に覗いてみてください↓
SLS(スーパーライトショアジギング)とは?小型回遊魚も爆釣させる最強ルアーはこれだ!!! | ジャクソン | Jackson | ルアー | 釣り
黒豹はどんな人にも惜しみなく、プロの技を伝えます!!!!
スーパーライトショアジギング(SLS)釣行で青物を10キャスト中6キャッチ
今回のサーフSLS釣行は青物が爆釣。
- ワカシ(最大30cm後半)
- ダツ(10~20cm程度)
- オオモンハタ(20cm程度)
青物であるワカシ(ブリの幼魚)は、リナリーさん含め全体で数多く釣れました。青物よりも先に釣れたのはダツでしたが、このサイズはおまけみたいなものですね。
魚の引きを最大限楽しめるSLSでは、30cm後半のワカシとなると、やり取りが非常に楽しく感じられます。
オオモンハタは、コツコツしたアタリが多い中で、こちらから掛けにいきました。
全体的に満足のいく釣果でしたし、青物にアピールしまくったルアーもあったので、ぜひルアーにも注目して読み進めてください。
スーパーライトショアジギング(SLS)釣行で青物を狂わせたタックルとルアー
青物が爆釣した今回のSLS釣行。タックルは女性でも扱いやすい軽いものです。
【タックルデータ】
ロッド:【ジャクソン】サーフトライブSLS9062L +
リール:【シマノ】ヴァンキッシュ4000XG
ライン:【バリバス】マックスパワーPEX80.6号
リーダー:【バリバス】シーバスショックリーダーフロロ12lb
ルアー:【ジャクソン】ギャロップアシストロングキャスト22g・32g
全体的な印象としては、ギャロップアシストロングキャストが活躍しました。
軽い・感度良し・扱いやすいの3拍子揃ったサーフトライブSLS9062L +
サーフトライブ | ジャクソン | Jackson | ルアー | 釣り
サーフトライブSLS9062L +は、SLSをやってみたい、もしくはすでに始めている女性アングラーにもおすすめしたいロッドです。
- 10g前後の軽いメタルジグも操作感・飛距離はばっちり
- サーフトライブシリーズは感度と軽さが究極
- 9ft6inは釣り場を選ばないちょうど良い長さ
長く自重のあるロッドは確かに飛距離が出せ、パワーがあります。一方、それを扱えない方にとっては、ロッド選定で「ミスった」と思えますよね。
そんなミスをなくし、飛距離もパワーも兼ね備えている欲張りなロッドがサーフトライブSTSLS-9062L⁺です。
しかし人の欲望は尽きぬもの。「サーフでも使うかもしれないし、堤防でも使いたい」この欲望であっても、サーフトライブSTSLS-9062L⁺は叶えてしまいます。
まさに釣り人も釣り場も、使用するルアー(MAX30g)も選ばないロッドです。
井熊亮プロデュース!サーフトライブSLS(スーパーライトショアジギング)モデルが登場【ジグ中心に色んなルアーが使える】 | 釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」
「こんなに釣れたことないです」ギャロップアシストロングキャスト
ギャロップ アシスト ロングキャスト | ジャクソン | Jackson | ルアー | 釣り
ギャロップアシストロングキャストは、ギャロップアシストシリーズの中で飛距離特化のジグです。
- 飛距離特化で広範囲をサーチ
- 小さいシルエットが捕食しやすい
- スローからファストまで対応でき、多種多様の魚にアピール
- リナリーさんに「こんなに釣れたことないです」と言わしめる
常に移動し続ける青物を狙うとき、飛距離が出せるルアーはサーフSLSにおける最大の武器と言えます。
通常小さなルアーは飛距離が出にくいですが、ギャロップアシストシリーズでも飛距離に特化させたギャロップアシストロングキャストは、小さなルアーの弱点をカバー。
「沖の青物に届かせるために大きなルアーを」と思っても、小さなサイズにしか反応しないこともあります。
ギャロップアシストロングキャストは、今までアタリが出なかった位置にいる青物を釣りあげることができるルアーです。
ちぬころクローはマヅメを逃しても釣れる
ちぬころクロー | ジャクソン | Jackson | ルアー | 釣り
警戒心が強いチヌが釣れるちぬころクローは、「ちぬ」の名がついていますが、当然根魚も強力にアピールします。
- チヌの小さな口に合わせた捕食しやすいサイズ
- エアチャンバーを備えた爪がアピール力を強化しつつ根がかり軽減
- 全長を抑えてショートバイトも「獲る」
- ボディ中央部からカットしてさらに短くなるスタイルも前提に設計
オオモンハタを誘ったちぬころクローは、まさに底を意識した魚を釣るためのクロー系ワームです。
朝マヅメを逃しましたが、ちぬころクローはオオモンハタを出してくれました。
リアクション要素が大きなジグに比べると、ゆっくり誘うことのできるちぬころクローは、魚にじっくりアピールしたいときに有効なワームです。
SLSは軽いルアーを扱うことが前提であるため、ちぬころクローのようなワームも使うことができます。
ちぬころクローを使った釣り動画はこちらから。
スーパーライトショアジギング(SLS)は女性にもおすすめ
SLSを和訳すると「スーパーライトショアジギング」です。
「スーパー」に「ライト」なジギングだからこそ、女性にもおすすめしたい釣り方。腕力の無いお子さんにもおススメ。軽くて疲労もたまりにくい一方、釣れる魚の種類・サイズはさまざまな釣りがSLSです。
「現場の杉浦です!!!」チャンネル内で、リナリーさん爆釣動画が公開されています。
普通のジギングはしんどい!スーパーライトジギングだから投げられる
釣れる魚のサイズや飛距離においては、普通のジギングは確かにSLSを上回るものがあります。
「大きくあおって、大きくフォール」が基本のジギングでは、ロッドが重いと女性や釣り初心者にとって手首や腕が痛くなる原因となることも…
その点SLSはロッドが軽く、手首や腕が痛くなったり、疲れたりしにくいです。投げ続けることが重要なジギングにおいては、長い時間釣行できることはアドバンテージになりますよね。
SLSは「まずジギングしてみたいな」と思う方にとっては、入門編としてちょうど良いかもしれません。
当然、入門だけでなくそのままSLSの魅力の沼にはまり込むのもアリだと思います。
忠実に釣り方をやってたら女性でも釣れた!
リナリーさんやichi_lowには、なかなかアタリが来ませんでした。
と、思っているとリナリーさんにヒット。隣で同じようにSLSをやっている方の釣り方を真似てみたとのことです。
- 大きくあおる
- しっかり落とす
それまでに釣れなかったのに、女性でもできるこのシンプルな釣り方をすると、なんと2投目でヒットしました。SLSはそれほどまでに簡単な釣りだということですね。また、この釣果にはもう一つ大事なことがあります。
「釣れている人の真似をすること」です。
今回は青物がヒットしましたが、海の状況などからその日やその瞬間のヒットパターンが存在します。
釣れているということは、ヒットパターンである可能性は高いです。釣れないときには、ぜひ周りで釣れている人の真似をしてみましょう。
軽いSLS用ロッドは操作性が良い
ショアジグ用のロッドとなると大体ロッド自重が200gを超え、扱うルアーも40g以上のものを使用します。
また、長くて重い、張りのあるタックルは、どうしてもキャストやアタリを取るのにコツが必要です。
一方SLSで使うロッドは150g前後でルアーは5gから30g程度と軽く、ロッドの長さも20cm程度短いため、大変操作性が良いです。
これが女性や初心者でにとってうれしい一匹をもたらす要因になります。
SLSで釣れる魚は幅広いサイズ・魚種
SLSで釣れる魚は、サイズ・魚種ともに幅が広いです。
今回の釣行で釣れた青物は、ほとんどが20~30cmで、大きなもので40cmを超えるものでした。一方、SLSとはいえ釣りをする場所には、80cmをこえるシーバスや青物も寄り、それが釣れる可能性もあります。
SLSでは、大から小までさまざまなルアーを使用するため、釣れる魚も小型の魚から大型の魚まで幅広いです。
さらに釣れる魚種も幅広く、今回の釣行では回遊魚の青物と根魚でしたが、当然底もの(ヒラメやマゴチ)も狙えますし、シーバスも釣れます。
ルアーの大小だけでなく、ジグ、ワーム、ミノー、トップ、とたくさんの種類のルアーを使うことも、釣れる魚種の幅に関係しています。
SLSで青物と根魚が釣れた釣り方
すでに基本的なSLSの釣り方を一つ紹介しましたが、今回の釣行で使用した他の釣り方も紹介します。
その中には黒豹「とっておき」の釣り方もあるので、ぜひどうぞ。
さっそく「とっておき」!黒豹ジャーク
黒豹ジャークはSLSだけでなく、ジグを使う釣りで非常に有効的な釣り方です。
- 「チョンチョンチョン」とロッドをしゃくる
- リールは1回の「チョン」につき1回転
- 三回目の「チョン」をした直後にロッド先端を少し下げてラインスラッグを出す
- 最初は着水後2秒フォール後にアクション、次はさらに2秒フォール時間をプラスするを繰り返す
ロッド先端を少し下げラインスラッグを出すことで、ジグに掛かる抵抗がフリーになり自然なフォールを見せます。とくにギャロップアシストフォールエディションは、フォール特化型のジグで、この釣り方に相性が良いです。
「現場の杉浦です!!!」チャンネルのカメラマンTさんは、今回の釣行途中まで唯一釣果にたどり着けていませんでした。
そこでこの釣り方を伝授し、狙うポイントなどを伝えると…2投目でワカシがヒット!!!!レクチャーの信憑性をあげる良い機会となりました。
証拠動画が公開されていました。
2021年6月 黒豹ジャークを誰でも簡単に出来るメタルジグが登場
黒豹ジャークは喰わせの間を作る方法として編み出した技ですが、その喰わせの間を誰でも出す事の出来るメタルジグ「メタルエフェクトStayFall」が登場しました。
メタルジグ側面に窪みを設ける事で、スリムなシルエットでも水を噛んで水中で沈下するスピードを抑えてアピールするメタルジグを開発しました。
開発段階から釣果の差は歴然で、発売直後からSNS上で魚種問わず釣れるジグとして全国のアングラーから投稿が入っています。
気になる方はTwitter、Instagramのハッシュタグ「#メタルエフェクト」で検索してみてください。
メタルエフェクト ステイフォール | ジャクソン | Jackson | ルアー | 釣り
ただ巻きも簡単にできる釣り方
「ジャーク?テンションフォール?ストップ&ゴー?カタカナ多すぎ…」と思っている方には、ただ巻きがおすすめです。
文字通りただ巻くだけ。
- 上層から中層:青物やシーバスの回遊系のフィッシュイーター
- 下層:フィッシュイーターとヒラメやマゴチの底もの
ただ巻きとは言っても、リールを巻くスピードを変えるだけでも、釣果に差が出ることも…
もちろんレンジ(ルアーを通す層)を変えるだけで、釣れる魚種も変わります。この釣り方なら、SLS初めての女性や初心者でもマネしやすいですね。
オオモンハタをキャッチした釣り方
オオモンハタはちぬころクローでキャッチしました。釣り方は、ただ巻きのストップ&ゴーです。
- 着底
- 1秒間に1回転リールを巻く
- 一瞬ストップ
- 再び2と3の繰り返し
女性や初心者でもマネしやすい釣り方で、オオモンハタが釣れました。
アタリはあるけど、なかなか乗らない状況でひねり出したのがこの釣り方です。
コツコツしたアタリがあるということは、魚にやる気はあるけれど、小さいか食い込みが浅いということ。3でルアーをストップすることで、喰わせの間をあたえ、しっかり食わせることに成功しました。
サーフSLSで攻めておきたいポイント
魚がいないところに投げても、釣果にはたどり着けません。広大なサーフで釣りをする、といっても「ここぞ」というポイントは把握しておきたいところ。
では、サーフでSLSをする場合、どんなポイントを攻めるべきなのか、そもそもどこがポイントになるのでしょう。
鉄板のかけあがりと障害物
陸からの見た目では分かりにくいですが、海の中は変化に富んでいます。この「変化」こそ、魚がつくポイントであり、青物などの魚の釣果にたどり着くポイントです。
- 深いところから浅くなる「かけあがり」
- 黒く見える岩場や藻場
かけあがりと岩場や藻場の障害物周りは、魚が着きやすいポイントです。
かけあがりは、ルアーの着底にかかる時間で見つけることができます。また、障害物は海を見た時、海中が黒く見えます。
玄人の釣り師ともなれば、グーグルマップで上空写真を見て黒くなっている(障害物)を探しています。
「モアモア」している潮が動いているポイント
海面を見ていると「モアモアワサワサ」しているワサオ君ポイントと、何も変化のない鏡のようなポイントがあります。
- 海面が「モアモア」小さく波がたつ→潮が動いている
- 海面が「鏡」のよう→潮が動いていない
魚は潮の動きがないと動きが鈍くなるため、狙うべきポイントは「モアモア」しているワサオ君ポイントです。
今回のSLS釣行でも、リナリーさんやTさんに潮が動いているポイントを重点的に攻めるようにレクチャーすると、青物が釣れました。
また、潮が動いているポイントは、リールを巻いているときに重みを感じます。
重さを感じる位置はレンジによっても変わるため、上層がスカスカ下層は重いと感じる場合、下層を攻めるという指針にもなります。
オオモンハタは流木がポイント
オオモンハタを釣ったサーフでは、流木を基準にポイントを絞り込みました。
流木がたまっている→ゴミが集まる→ベイトが集まる→ベイトを追ってフィッシュイーターも集まる
といった考え方で、釣りを続けました。
SLSでは、こういった細かいポイントをネチネチと探りやすいというメリットがあり、結果的にオオモンハタが釣れています。
海面の流木やゴミの様子から、ポイントを絞り込めたわけですね。もちろんラインがゴミに引っかからないように注意しなければなりません。
女性や初心者でも青物が爆釣したSLSは話題沸騰中の人気の釣り
黒豹はもちろん、女性アングラーのリナリーさん、カメラマンのTさん、そして奇跡担当Ichi_Lowと、全員青物安打となった今回のSLS釣行。
SLSにおすすめしたいギャロップアシストがハマった釣果となりました。
疲労を感じにくいSLSは、女性や初心者にも取り組みやすい釣りで、当然今回のように青物が爆釣することもあります。
釣りの入門として、現在話題沸騰中の釣り方なので、ぜひこの波に乗ってみませんか。
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